2020年11月26日木曜日

いよいよですね

第1回演奏会が2日後に迫っております。

コロナ禍という予期せぬ状況の中で、手を尽くしてなんとかこの日を迎えております。 当日も感染対策は抜かりなく、お客様をお迎えできるよう準備いたします。 座席は一席おきに間隔を開けて、定員の約半分でのご案内となります。

私たちにとって音楽は不要不急ではなく、大切なものであることを再認識する音楽会になればと願っております。

当日はマスクをご着用の上、手指消毒・検温にご協力をお願いします。 また、出演者、スタッフ、ご来場者、全員の連絡先把握が必要となっております、 ご理解とご協力をお願い致します。

◆M管弦楽団 第1回演奏会◆


日時:2020年11月28日(土) 19:00開演(18:30開場)
会場:三鷹市芸術文化センター 風のホール
指揮:丸山泰雄(当団音楽監督)
曲目:
 モーツァルト  交響曲第1番 K.16
 ハイドン    交響曲第6番「朝」
 R.シュトラウス メタモルフォーゼン(変容)~23の独奏弦楽器のための習作
 プロコフィエフ 交響曲第1番「古典交響曲」

入場料:全席自由 1,500円(前売り、当日とも)

チケットのお求めはイープラス(およびFamiポート)からお願い致します。
https://eplus.jp/sf/detail/3308880001

当日販売もイープラス(およびFamiポート)のみとなります、会場では販売致しません。
発券手数料が不要のスマチケがお得です。

また、外出するのが不安、という方のために、演奏会の模様をライブ配信致します。 カメラは全景固定ですので映像のクオリティは期待できませんが、雰囲気だけでもお楽しみ頂ければと思います。

配信はこちらのYoutubeチャンネルから

みなさまと会場、または画面でお目にかかれることを楽しみにしております。

2020年11月21日土曜日

ジェラール・プーレ《トリオ三昧》

第2回演奏会のソリストであるジェラール・プーレ氏当団音楽監督丸山泰雄の出演する配信コンサートが12/16(水)19時より配信されます。 配信チケットはイープラスより発売中です。

出演
●ジェラール・プーレ(ヴァイオリン)
フランスの至宝。82歳を超えた今も、現役の巨匠ヴァイオリニストであり、偉大な教育者である。パリ国立高等音楽院退官後、エコール・ノルマル音楽院などで教鞭を執り、2005年以降東京芸術大学の客員・招聘教授を経て、現在昭和音楽大学教授を務める。1995年にフランス芸術文化勲章 1999年に文化功労賞を受賞。2019年5月にフランス芸術文化勲章の最高位コマンドールを叙勲。

●川島余里(ピアノ)
東京藝術大学附属音楽高校、同大学作曲科卒業、同大学院修了。H.ピュイグ=ロジェ氏の指導と影響で、1989年渡仏。パリ国立地方音楽院でピアノ科とピアノ伴奏科のプルミエ・プリを取得して卒業。現在は東京藝術大学と昭和音楽大学で、ソルフェージュと室内楽の非常勤講師を務める。

●丸山 泰雄(チェロ)
東京藝術大学音楽学部卒業。第58回日本音楽コンクール・チェロ部門第1位。増沢賞、特別賞受賞。第2回パオロ・ボルチアーニ国際弦楽四重奏コンクール第3位・特別賞受賞、他、受賞歴多数。現在、ソロ・室内楽や主要オーケストラの客演首席を中心に活動。

●野原武伸(サクソフォーン)
1990年、東京芸術大音楽学部卒業。1991年フランス国立リヨン音楽院高等科を金メダルで、1993年には演奏科を1位で卒業。ピカルディー音楽コンクール(フランス)、サクソフォーン部門1位ほか多数受賞。昭和音楽大学、同大学院、同短期大学、エリザベト音楽大学、国立音楽院の各講師。

●西川智也(クラリネット)
大阪府出身。大阪教育大学卒業。東京藝術大学大学院修了。N響アカデミー修了。その他国内外の演奏家の指導を受け、日本木管コンクールクラリネット部門、東京音楽コンクール木管部門で第一位。これまでに日本フィル、東京フィル、群馬交響楽団などと協奏曲を共演。現在、群馬交響楽団首席クラリネット奏者。

曲目・演目
野原武伸(サクソフォーン) ジェラール・プーレ(ヴァイオリン) 川島余里(ピアノ)
ジャン・リュク・ドゥフォンテーヌ / 夢の色彩
マックス・エシェンヌ / 歌と踊り

西川智也(クラリネット) ジェラール・プーレ(ヴァイオリン) 川島余里(ピアノ)
ベラ・バルトーク/コントラスツ
1.ヴェルブンコシュ 2.ピヘネー 3.シェベシュ

ジェラール・プーレ(ヴァイオリン) 丸山泰雄(チェロ) 川島余里(ピアノ)
川島余里 / ピアノ三重奏曲「青春」1981
ベートーヴェン / ピアノ三重奏曲 第5番 作品70-1 ニ長調

イープラス詳細ページ
https://eplus.jp/sf/detail/3348710001-P0030001

【曲目解説】プロコフィエフ 交響曲第1番「古典交響曲」

♯ セルゲイ・プロコフィエフ(1891-1953) 交響曲第1番 ニ長調 作品25 「古典交響曲」

 作曲者は、「ハイドンが現在生きていたならば作曲したような曲を書こうと思った」と述べていて、自ら「古典交響曲」と名付けました。楽器編成は、フルート2、オーボエ2、クラリネット2、ファゴット2、ホルン2、トランペット2、ティンパニ、弦5部となり、ハイドンやモーツァルトよりは大きく、ベートーベンの交響曲第2番、7番、8番と同じです。構成は4楽章形式で、第3楽章の舞曲はメヌエットではなく2拍子系のガボットにしている点は、「新しい」かも知れません。1917年、滞在先のホテルにてピアノなしで作曲され、翌年首都ペトログラードにて作曲者自身の指揮により初演されました。

第1楽章 Allegro 2/2 ニ長調
 序奏はなく、いきなりニ長調の主和音の分散和音でスッキリと始まります。「つかみ」はまさに「古典」ですが、それもここまでです。7小節目には6の和音になりこれは並行調の短調です。そして11小節目には禁じ手の並行五度によってハ長調になってしまいます。もはや「古典」ではありません。第二主題はファゴットの伴奏に乗って第一バイオリンで演奏されますが、古典時代の交響曲にはない高音域で書かれています。それでも「古典風」の趣きがあるのは、構成が簡潔でかつ終結部が古典的に終止しているからかもしれません。

第2楽章 Larghetto 3/4 イ長調
 4小節の序奏の後、プリマバレリーナがポアントで静々とご登場です。この楽章をゆっくりとしたメヌエットとみなすこともできます。中間部は弦楽器のピチカートとファゴットが16分音符で進行します。楽譜は3拍子のままフレーズは4拍子になっています。しかも半拍ずれて11小節半進行します。オーケストラが全奏になったところで3拍子に戻り、プリマバレリーナが再登場し、きらめく星粒を纏いながら静かに退場します。

第3楽章 Gavotta / Non troppo allegro 4/4 ニ長調
 短かくも美しいガボットで、中間部はファゴットとコントラバスのバッグパイプのような完全五度の持続低音に乗って、オーボエが田舎のおばさんのようにガミガミ対旋律を奏でます。再現部はすこしゆったりし、最後に件のプリマバレリーナが出てきて彼氏に接吻をするように終わります。

第4楽章 Finale / Molto vivace 2/2 ニ長調
 ハイドンの時代の様に音楽は明るく活気がなければならないという方程式に則った、快活なソナタ形式です。冒頭16小節は古典的な和声進行を見せますが、すぐにお得意のスライド式転調に入っていきます。ところが終わり30小節で属音の保持が始まり、最後の8小節は完全に古典的に締めくくっています。

2020年11月20日金曜日

【曲目解説】R.シュトラウス メタモルフォーゼン(変容)~23の独奏弦楽器のための習作

♭ リヒャルト・シュトラウス(1864-1949) メタモルフォーゼン(変容) ~ 23の独奏弦楽器のための習作

 1864年に生まれ、幼少期はモーツァルトを愛したリヒャルト・シュトラウス。19世紀も終わるころにはワーグナーの影響を色濃く受けた交響詩やオペラを作曲するようになります。20世紀に入るとクラシック音楽シーンではさらに前衛化が進み、無調あるいは12音技法などによって、それまで積み上げられてきた音楽構造を崩していく試みが増えていきます。しかし、シュトラウスはその一歩手前に踏みとどまり、ロマンティックで色彩感あふれる具体的な描写にこだわった作曲家でした。言ってみれば、腐り始める寸前の熟しきった果実のような魅力があるというところでしょう。ところが、そんなシュトラウスの作品群の中にあって特異な弦楽合奏曲があります。それが「メタモルフォーゼン」と名付けられた23本の弦楽器のための「習作」であります。習作というと駆け出し時代の試作品かと思ってしまいますが、この作品はシュトラウスの晩年にあたる第二次世界大戦の末期に作曲されており、実験作のような位置づけだったのかもしれません。

 戦争による徹底的な破壊を目の当たりにし、それが創作の原動力となったこの作品には、単なる晩年の作と言うにはとどまらない特別な深みがあります。ゆったりとした序部に始まり、切迫した中間部を経て、沈みゆくような終結部で終わる三部構成。自らの生涯を顧みる作品だと語ったとおり、目まぐるしく現れる数々の主題はシュトラウス自身やワーグナーの作品から借用されており、それらが折り重なって関連付けられていきます。最後には「In Memoriam!」という言葉と共にベートーヴェンの「葬送行進曲」が引用されます。全体で25分ほどの演奏を終えて残る深い余韻に、シュトラウスが込めた追悼のメッセージを感じとることができるでしょう。

 ところで、一般的な弦楽合奏では、第1と第2ヴァイオリン、ヴィオラ、チェロ、コントラバスの5つのパートで書かれており、複数人で各パートを演奏します。その場合ふたりでひとつの楽譜を共有するのですが、「メタモルフォーゼン」では独立した23の楽譜を使います。意外なことに、それなりに盛り上がっている場面にもかかわらず、23パート全てには音が与えられていないときがあります。例えばオーケストラの中にあるハープ弾きならばそういう仕打ちにも慣れていますが、同じ弦楽器とはいえ特にヴァイオリン弾きにとっては慣れない状況。もし居心地悪そうにしていたとしても、見て見ぬフリをしていただければ幸いです。楽譜が23冊あるならば、23本の譜面台を用意せねばなりません。物理的な接触を避けるべく譜面台はひとり一本とするのがほとんどという今の状況にぴったりです。加えて、新しい生活様式への行動"変容"なんて言い方もよく聞きます。やや意味は異なりますが、今年は「メタモルフォーゼン」の演奏機会が増えているようです。

2020年11月19日木曜日

【曲目解説】ハイドン 交響曲第6番 ニ長調 Hob. I:6「朝」

♯ フランツ・ヨーゼフ・ハイドン(1732-1809) 交響曲第6番 ニ長調 Hob. I:6 「朝」

 ハイドンが自作の交響曲に表題を付けたのは、この曲以外では第7番「昼」と第8番「晩」のみです。ハイドンが1761年にエステルハージ家の副楽長に就任した際に3曲セットで作曲したと言われております。楽器の編成は、フルート1、オーボエ2、ホルン2、ファゴット1と弦5部ですが、バイオリン、ビオラ、チェロ、コントラバスに独立したソロパートがあり、管楽器も含めたソロ群だけで演奏する箇所や、ソロ楽器が協奏曲のように演奏する箇所もあり、交響曲というよりは協奏交響曲や合奏協奏曲に近い内容です。何人かの楽団員もハイドンと同時期に新たに雇われたこともあり、新団員の腕前を披露する目的もあったのではないかと言われています。

第1楽章 Adagio 4/4 – Allegro 3/4 ニ長調
 短い6小節の序奏部を持ち、夜明けを思わせる雰囲気で曲が始まります。フェルマータの後は、フルートが快活なアレグロの主題を奏でます。この楽章のスパイスは再現部の前2小節で、ホルンがソロで冒頭の主題を歌います。これはテーマの再現にもかかわらず、主和音の確保がないため、予告信号にしか聴こえません。そしてその直後にフルートが冒頭の主題を歌い再現部に突入します。ベートーベンは、交響曲第3番「英雄」の再現部の直前に同じことをホルンにさせています。

第2楽章 Adagio 4/4 – Andante 3/4 – Adagio ト長調
 三部形式の緩徐楽章で弦楽器のみで演奏されます。バイオリンのソロが、弦楽合奏を背景に浮かび上がり、主部ではチェロのソロと絡み合います。そして再びアダージオに戻り、静かに曲を終わります。

第3楽章 Menuet 3/4 – Trio – Menuet ニ長調
 メヌエットはニ長調で明るく、また途中では管楽合奏だけになる箇所もあり、まさに合奏協奏曲の趣きです。中間部では一転して暗いニ短調になり、ソロのコントラバスとファゴットが絡み合い、ビオラやチェロのソロも加わりメランコリックな趣きになります。

第4楽章 Allegro 2/4 ニ長調
 フルートのソロで始まる快活なフィナーレですが、すべての管楽器に技巧的なソロがあり、バイオリンとチェロのソロ、ホルンのソリは協奏曲並みの迫力です。印象的なところは、提示部で1か所、再現部で2か所、リピートをすると合計で6回あるフェルマータです。  再現部にあるバイオリンの技巧的ソロのあとはカデンツァですが、それ以外の2か所は不穏な減七の和音です。それぞれD/F/Gis/HとCis/E/G/Bの和音です。何かが起こる予感が…。

2020年11月17日火曜日

【曲目解説】モーツァルト 交響曲第1番 変ホ長調 K.16

♭ ヴォルフガング・アマデウス・モーツァルト(1756-1791) 交響曲第1番 変ホ長調 K.16

 モーツァルト一家は1763年から3年半にも及ぶ長い旅に出ました。その訪問地の一つ、ロンドンは産業革命による繁栄期を迎えつつあり、お金を払えば誰でも(貴族でなくても)聞けるコンサートがありました。そこでヨハン・クリスチャン・バッハ(かの大バッハの末子です)やカール・フリードリッヒ・アーベルの交響曲などに触れた幼いモーツァルトは、自分でも交響曲を書いてみることにしました。そして数か月の試行錯誤の末に出来上がったのがこの曲です。1765年2月にロンドンのヘイマーケットで初演されました。急-緩-急の3楽章から成る当時のオーソドックスなスタイルで、バッハやアーベルをお手本とした習作と言って良いでしょう。なお、自筆譜には多くの修正が残っていて、決してさらさらと生み出された訳ではありません。
 ピアノの即興演奏の形で5歳の時に作曲を始めたモーツァルトは、旅を通じて各地の音楽を吸収し、8歳にして交響曲を作曲するまでに成長したのでした。一部に父レオポルドによる補作が行われていますが、モーツァルトの将来を予感させるには十分な作品です。

第1楽章 Allegro molto 4/4 変ホ長調
 ソナタ形式。第1主題は変ホ長調の分散和音のファンファーレで快活に始まり、すぐに静かな掛留音の響きが対比されます。第2主題は属調である変ロ長調で、陽気に弾むリズムが描かれます。強弱の対比・シンコペーション・ユニゾン・トレモロ・急速な音階・反復といった基本的な作曲技法が用いられています。

第2楽章 Andante 2/4 ハ短調
 2部形式。第1楽章の平行調であるハ短調が用いられており、クリスチャン・バッハの影響が見て取れます。活気溢れるロンドンで、レオポルドは死の淵をさまよう病を患ったと伝えられています。幼いアマデウスがその死を予感したわけでは無さそうですが、後々モーツァルトにとってハ短調は死と結びついた重要な調性になって行きます。

第3楽章 Presto 3/8 変ホ長調
 ロンド形式。雰囲気は一転してジーグ風ですが、冒頭は1楽章のファンファーレの短縮形で、全曲の統一感が計算されています。モーツァルトらしく自由で明るい楽想が展開し、最後は快活に曲を閉じます。

2020年11月14日土曜日

ハイドン 交響曲第6番「朝」

直近のリハーサルから、抜粋映像をお届けします。 交響曲第6番「朝」はハイドンが1761年にエステルハージ家の副楽長に就任した際に作曲されました。各パートにソロが散りばめられており、ハイドンと同時に新たに雇われた楽団員の腕前を披露する目的もあったと言われています。

いよいよですね

第1回演奏会が2日後に迫っております。 コロナ禍という予期せぬ状況の中で、手を尽くしてなんとかこの日を迎えております。 当日も感染対策は抜かりなく、お客様をお迎えできるよう準備いたします。 座席は一席おきに間隔を開けて、定員の約半分でのご案内となります。 私たちにとって音楽は...