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PICARESQUE
contemporary works for solo cello
ブリテンの組曲という「20世紀の古典」を核としつつ、他に20世紀末から現在に至る個性あふれる作品を集めている。
丸山泰雄のチェロはとにかく憎らしいほど自在で、どの作品も生き生きと聴き手に語りかけてくるため、80分近い演奏時間があっという間に過ぎてしまう。(299MUSIC)
《NIKU-9031》 販売価格3,080円(税込み)
※読売新聞夕刊「サウンズBOX」推薦盤
※レコード芸術誌準特選盤
※モーストリークラシック誌準特選盤
※音楽現代誌推薦盤
ソロや室内楽で活躍中のチェロ奏者の、現代の無伴奏チェロ作品集。
大曲のブリテンの組曲第1番を真ん中にして、その前後に、より新しい曲を配列している。
冒頭のソッリマの曲は重厚な和音、胴を打ち鳴らすなどの激しいリズムが交錯し、
エスニックで宗教的な、濃密な空気を醸し出す。
タイ出身のプランチャールンの曲も、自身の民族性に根差した、表現的で不思議な音響世界。
アニメやTVドラマでも活躍中の平野義久の作品は、丸山のために書かれた、落語の「悪漢」をテーマにした曲。
グラスの作品は、線的だがやはり手応えは重い。
丸山の表現力は凄まじくこれらの曲と一体化しており、現代のチェロの変化に富む音色の魅力をたっぷり堪能させてくれる。 ☆倉林 靖
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