このような状況で、小編成のオーケストラであるM管弦楽団としては、どのように感染対策を行えば活動ができるのか検討し、可能な範囲でみなさまに音楽を提供できればと考えています。
演奏によって発生する飛沫やエアロゾルに関して、ドイツやオーストリアを中心に種々の検討が行われていますが、以下にその取り組みがよくまとめられており、我々もこれらの提案を参考にしながら活動の可能性を検討しています。
「新型コロナウイルス(COVID-19)パンデミック期間中の
オーケストラ演奏業務に対する共同声明」全訳 / 須藤伊知郎
具体的には、
【基本となる行動】
・三密を避ける
・身体的距離を空ける
・マスクを着用する
・手洗い等の衛生習慣を徹底する
【演奏に関する注意】
・弦楽器と打楽器は1.5m、管楽器と指揮者は2mの間隔を空ける
・管楽器のツバ抜き・結露水処理には細心の注意を払う
(ティッシュなど使い捨ての紙、洗浄可能な布等、他人のものに触れない)
などが重要であると考えられます。
なお、上記の宣言の中では、本番のステージでは喋らないのでマスク等は不要とされています。
この他の工夫として当団の練習(リハーサル)では、
・指揮者とフルート奏者はフェイスシールドを着用
・フルートを除く管楽器奏者はスリット入りのマスクを着用
という工夫をする予定です。
指揮者は練習中に頻繁に喋るため、フルート奏者は吹き口から息を漏らしながら演奏するため、飛沫対策を考慮。
フルート以外の管楽器はエアロゾル対策を考慮。
【よくある疑問】
・管楽器は遠くまでウイルスを飛ばさないのか?
⇒ 音の振動は疎密波であり空気は移動しないため、管楽器のベルから飛沫が飛ぶことはありません
この他に、新たな情報、提言などがあれば、都度参照して検討して参ります。
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